2009年10月03日

土産は津南のカサブランカ



大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ2009
秋版はじまる


大地の芸術祭は9月13日(日)50日間にわたるロングランの幕を閉じたが、新潟県と山形県庄内地方の観光関係者や市町村が協同して展開する大観光キャンペーン「新潟デスティネーションキャンペーン」に賛同。今日から秋版として廃校や空家プロジェクト、パーマネント作品を中心に公開がはじまった。(公開作品は大地の芸術祭のHPを参照)

そんな訳で、昨日作品のメンテナンスのため妻有に入った。今回は松之山の名湯も烏の行水でとんぼ返り。慣れた道とはいえ、さすがに片道5時間、往復10時間の運転はきつい。




新潟デスティネーションキャンペーンのチラシ
会期:2009年10月3日(土)~11月23日(月・祝日) 




鍵がかけられた「蓬平いけばなの家」の外観。我が家に帰ったような懐かしさと同時に時の流れも。鍵を開けて中に入ると作品たちが刻々と生命を刻んでいた。秋版が終われば当然のようにこの作品たちは撤去されることになるが、その時作家は死刑執行人になるのであろうか。




夜景100選に選ばれている長野道の姥捨サービスエリアから見た早朝の善光寺平。姥捨伝説の残る姥捨は、険しい山岳と千曲川が作る肥沃な平野の境に位置することから、古くからの交通の要衝で、戦禍に巻き込まれたこともしばしば。有名なのが上杉謙信と武田信玄が覇権を争った「川中島の戦い」で、歴史絵巻のパノラマを見るような景観に時の経つのを忘れそう。また姥捨は、「田毎の月」で歌に詠まれた月の名勝として知られているように、話は尽きることがない。




足湯に浸かるため野沢温泉に寄り道。残念ながら足湯はみつからず諦めたが、観光地はどこも同じ。妻有のスローライフな温泉がいい。


土産は津南のカサブランカ

妻有の楽しみは農産物の市で、朝採りの新鮮な野菜がよりどりみどり。
しかもいずれも一袋100円という信じられない安さ。もう一つのお薦めが津南の百合。日本有数のブランドでそれなりにするが、お薦めは規格外の百合で、品質は同じなのに各段のお値打ち。ちなみに、このカサブランカは規格外ということで7本で千円。花屋で買った百合は一日で開くが、鮮度がいいため蕾が固く開く気配もない。




玄関にカサブランカをいける。蕾が固く開花が楽しみ。
  


Posted by かとうさとる at 19:10 | Comments(1) | 大地の芸術祭「蓬平いけばなの家」