2009年09月08日

妻有ギャラリー(4)松代エリアはアートと棚田のテーマパーク


大地の芸術祭のラウンドマーク

私が3年かがりでプロデュースしている丹羽隆夫展の飾りつけが済み、今日はオープニング。いま、オープニングの準備を終え、ひと息ついたところ。そんな訳でブログも下書きしたまま間があいてしまった。ご容赦を。

余談に逸れたが、妻有からの情報によると大地の芸術祭全作品踏破の人もぼちぼち出始めたそうだ。クロージングまで今日を入れて6日。まだ妻有に入っていない方は急いで急いで。

さて、大地の芸術祭のランドマークと言えば、イリア&エミリア・カバコフの「棚田」にとどめをさす。これはもう説明不要でパス。



イリア&エミリア・カバコフ「棚田」(松代フィールドミュージアム)




新しくランドマークに仲間入りした
パスカル・マルティン・タイユー「リバース・シティ」



下から見上げると獲物を狙う凶器のよう



黄花コスモスが高い空に映えて、妻有は秋一色。



リチャード・ディーコンの「マウンテン」の設置されている場所にあるのが清水の棚田。黒姫山を背景に雄大なスケール感が爽快。


造形実験カロス
「田野倉環境感知器09三九郎道」


集落の道々から家々に立てられた狐のフラッグに誘われて車を進めたが、気がついたら森の中の狭い崖の道に入り込んでしまった。引き返すにも車が谷底に落ちそうで進むしかない。山側を見ると気味の悪い石仏。目を閉じて車を進めると突然山が開け、狐のフラッグが一斉に揺れていた。おまけに狐が一匹鎮座してこちらを見ている。ガイドブックによると地元に伝わる三九郎狐をモチーフした作品で、「風が吹くと狐が駆けめぐる楽しい装置」とのこと。



以前の自分であれば気持ちのいい静寂も、理由はいわないが今は苦手。
  


Posted by かとうさとる at 04:53 | Comments(0) | 大地の芸術祭「蓬平いけばなの家」