2009年04月16日

越後妻有アートトリエンナーレ2009迄3ケ月


作品鑑賞のパスポート販売始まる

大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2009の開幕まで3ケ月となり、作品制作や作品鑑賞パスポートの販売が始まった。Fの会も4月13日(月)「蓬平・いけばなの家」の進捗状況と集落の人たちとの協議のため現地に入った。夢は生活必需品とはいえ、いろんな意味で大変。




大地の芸術祭は、東京都23区より広い新潟県中越地域を舞台に、3年に一度開催されるアートの国際展で、今回は38の国と地域のアーティストによる作品350点以上の作品が里山に展開する。(うち新作は約200点)会場となる越後妻有地域はNHKの大河ドラマ「天地人」ゆかりの地で、オープニング映像の星峠の棚田に象徴されるように、全国有数の棚田地帯としても知られている。写真は今回九人のいけばな作家がしのぎを削る蓬平(よむぎひら)集落の棚田。



「蓬平・いけばなの家」は、蓬平集落の空家をいけばなで再生しようという試みで、現地に着くとスタッフが室内の片付けに追われていた。余談に逸れるが協議をしているとき建物の調査をしているという名古屋工業大学の学生の一群と遭遇。私が「豊田市の人間」と知ると学生たちがどっと沸いた。同じ愛知県というだけのよしみだが、こうした親近感は嬉しい。




アートフロントの水野真弓さんから建物の説明を受けるFの会の同人。
Fの会は東京を中心に現代のいけばなを発信する作家集団で、左からアートフロントの水野さん、同人の宇田川さん、粕谷さん、大塚さん、大吉さん、下田さん、日向さん。



蓬平集落の区長さんやお世話をいただく人たちと協議。旧松代町蓬平(よむぎひら)は、ほくほく線の「まつだい駅」から車で10分ほどの山間いの小さな集落で、若井姓と小坂井姓がほとんどとのこと。集落の峠の高台にはかって養蚕の里として知られた蓬平の記憶を物語る大地の芸術祭のパーマネント作品「繭の家」があり、必見。


越後妻有アートトリエンナーレ2009チラシ






  


Posted by かとうさとる at 00:41 | Comments(0) | 大地の芸術祭「蓬平いけばなの家」