2017年01月13日

ひと足早く紅梅と蠟梅が見頃



でも、その前に








明日から明後日にかけて
この冬一番の寒気団が太平洋岸まで南下






予報によると
愛知は多いところで20㌢程度
北日本の人は笑ってしまうかも知れないが
これでも愛知の人間にとっては
大雪で大変



こちらは6年前の積雪





豊田市美術館のアプローチに設置した
私のセラミックスのパーマネント作品
タイトルは「すわらないで」


設置したのは
美術館のオープンと同じ
2005年秋


この景が見られるのは
積雪20㌢以上が必要で
観測したのは20年間で一度だけ


明日はチャンスかも  


Posted by かとうさとる at 22:48 | Comments(0) | フォト歳時記

2017年01月13日

眠れぬ夜は花がお話相手





名古屋地方気象台は10日
ウメの開花を観測したと発表した


平年より23日早く
観測史上2番目に早いとのこと










   花:椿、紅梅、松葉
   器:高岡鉄器



お釣り土場の椿が
いつもの年より早く開花したのも
納得
  


Posted by かとうさとる at 02:51 | Comments(0) | 花日記

2017年01月06日

昨夜は大割烹だるまで初いけ










肩のリハビリ中で
右腕が上がらず不自由していたら
今度は風気味で薬箱を開けたら
みんな賞味期限でアウト


常備薬が賞味期限切れになるということは
丈夫な証だが
これからは用心しないと大変







さて、昨夜は大割烹だるまで初いけ
ところが前述したよに肩のリハビリ中で
右腕が上がらず
いけあがったのは開店直前










あとはいつもの通り  


Posted by かとうさとる at 22:50 | Comments(0) | 花日記

2017年01月04日

花祭りで初春を寿ぐ







奥三河の花祭りについては
度々記しているため説明は省くが
1月2日夕刻、東栄町古戸の花祭りへ
車を走らせた






  駐車場の車のナンバーを見たが
  隣接する長野や静岡はもちろんだが
  首都圏や北陸ナンバーも多く
  花祭りの人気は愛知の人間が考えているより
  はるかに全国区で納得



花祭りは15の次第からなる「神事」と
14の舞からなる「花舞」で構成


なんといっても花祭りのハイライトは
深夜の榊鬼と明け方の湯囃だが
微熱で早めに切り上げたため
全体像は紹介できないが
稚児の「花の舞」と「山見鬼」の一部を
写真で










  花の舞













  山見鬼の舞






市内から東栄町へのコースは

❶国道153で稲武まで直進
稲武から国道257を田口まで南下
田口から国道472を東進し東栄町へ
❷国道153で足助まで直進
足助の一の谷から国道420で田峯まで東進
田峯から田口経由で東栄町へ
ともに2時間程度で大差なし

帰路は新東名経由で帰宅したが
時間で30分ほど短縮
初めての人でも道に迷わないため
こちらがお薦め
  


Posted by かとうさとる at 02:38 | Comments(0) | らくがき帖

2017年01月01日

近場の射穂神社にお詣り






射穂と書いて「いぼ」と読む
近場の射穂神社にお詣り








射穂神社は伊保川の北側
平安時代中期に著された辞書『和名抄』に
登場する伊保郷を眼下に見下ろす
小高い山の山頂に鎮座する郷社







社伝によれば
白鳳元年(672)の創建
祭神は27代安閑天皇とその皇妃、妹の三柱


今年こそ、今年こそ
また今年こそで、笑ってしまうが
いよいよラストランで
迷っている時間はない
  


Posted by かとうさとる at 16:35 | Comments(1) | とよた風土記

2016年12月30日

奥三河に春をことぶれを告げる花祭り








奥三河の「花祭り」は

太平洋岸の三遠地域から
豊川、天竜川の二つの水系に沿って
東濃や南信州に向かう
奥三河の各集落に伝えられた
霜月神楽の一種で
起源は鎌倉時代末から
室町時代のはじめにかけて






  高浜市やきものの里かわら美術館所蔵作品図録
  芳賀日出夫「花祭」より
  山より里へ降りてくる榊鬼(東栄町月地区)1971年





  2016年12月5日発行の朝日新聞より転載


花祭りを伝えたのは

熊野の修験者(山伏)や
加賀白山の聖と言われているように
神仏習合の祀り方や祈祷をする祭事で

昭和51年(1976)には
文化財保護法の改正によりスタートした
重要無形民俗文化財の第1回指定を受け
現在に至っている







  ほの国豊橋鉄道のラッピングバス


「花祭り」を世界遺産に!

というのは
私も気持ちは同じだが

既に同じ神楽系の
岩手の「早池峰神楽」
島根の「佐陀神能」
和歌山の「那智の田楽」が
世界遺産に登録されているため
現状では厳しいのではないか

朗報は既に世界遺産に登録されている
祇園祭山鉾行事を含めて
国指定の「山・鉾・屋台行事」33件が
一括世界遺産に登録されたように
国指定の「日本の神楽群」も一括して
世界遺産に登録されるのは時間の問題

ここまできたら
果報は寝て待つしかない



ちなみに
花祭りが行われる地区と
開催日程は次の通り





  花祭りのホームページより転載

(既に終了した地区)
東栄町小林地区
東栄町御園地区
東栄町東薗目地区
東栄町月地区
東栄町足込地区
東栄町河内地区
東栄町中設楽地区
東栄町中在家地区
豊根村坂宇場地区
(これから開催される地区)
東栄町古戸地区/1月2日~3日午前9時~翌午後5時
東栄町下粟代地区/成人の日前の土・日曜日午後2時~翌午後2時半
東栄町布川地区/3月第1土~日曜日午後1時~翌午前11時
豊根村下黒川地区/1月2日~3日午後4時~翌午後3時
豊根村上黒川地区/1月3日~4日午後5時~翌正午
設楽町津具地区/1月2日~3日午後1時~翌午前7時
(花祭りの問合せ)
設楽町観光協会≠0536-62-1000
東栄町振興課≠0536-76-0502
豊根村教育委員会≠0536-85-1611



三が日のお薦めは❾古戸の花祭り




  婦人画報より転載


豊田市からは車で約2時間弱
国道153号で稲武まで北進
稲武で国道257号を南下し設楽町へ
設楽町からは国道473号で東栄町へ


見所は榊鬼が登場する深夜(午前1時頃から)






「テーテホヘ、テホヘ」の掛け声にのって
湯釜のまわりはトランス状態に一変

写真が下手で
臨場感が伝わらないのが残念だが
百聞は一見に如かず
一度は足を運んでも損はないと思うがどうか
  


Posted by かとうさとる at 22:25 | Comments(0) | らくがき帖

2016年12月26日

今日はラッキョで軽~く昼飲み




気が付けば
年の瀬も残すところわずか






  花≠近場で採集した草木花
  器≠北欧のクラフト


昼過ぎ頃
小田木人形座同志で
市議会議員の三江さんが新酒を携えて
我家へ


三江さんは悪戯好きの少年が
そのまま大人になったような人で
笑ってしまうが
ジブリのトトロのような不思議なキャラに
癒されている人は多いのではないか







そんな訳で?
三江さんが帰ったあと
いただいた新酒の口を切り
ラッキョを肴に軽~く昼飲み
  


Posted by かとうさとる at 17:21 | Comments(0) | 花日記

2016年12月13日

昨日はいけばな仲間の忘年会のため東京へ









お上りさんの定番は美術館巡りと
六本木ヒルズの屋上デッキから東京観光









  東京のランドマークは
  東京タワーに軍配






  新宿副都心





  中央上のライトは
  羽田に着陸する飛行機




で、こちらが忘年会会場の
山の上ホテル↓






  忘年会の写真は
  プライバシー保護のため省略




で、帰りは
野暮用が溜まっているため
深夜バスで直帰







  深夜の足柄SAで
  イカの天婦羅蕎麦を注文
  スルメ並みの堅さだったが
  空腹に拙いものなし








  深夜バスの侘しさは格別
  おまけに氷雨で寒むっ
  


Posted by かとうさとる at 18:07 | Comments(2) | いけばなから

2016年12月09日

農村舞台仲間の伊丹靖夫さんが個展












農村舞台仲間で
豊田芸術選奨を受賞した伊丹靖夫さんが
豊田市美術館ギャラリーで
個展を計画している






伊丹さんは人気画家で
農村舞台アートプロジェクト実行委員長や
美術連盟理事長
文化デザイン会議会長を歴任するなど
当地を代表するアーティストの一人







普通個展と言えば画家の晴れ舞台で
いろんな意味で気をもむものだが
伊丹さんの場合は大きな目標に向けた
通過点で気負いがなく自然体







  「いろんなことを試してみる」と伊丹さん



いずれにしても羨ましい限りだが
須田剋太や井田照一の背中に迫るも良し

ライブハウス
「キーボード」の壁に架けてある
テナーサックスを吹く人物のような
人生の哀愁を描くシリーズも良し

ここまできたら
大きな目標とやらを
早く見たいもの







余談に逸れたが
個展は13日(火)~18日(日)迄
豊田市美術館市民キャラリーで
  


Posted by かとうさとる at 04:05 | Comments(0) | アートの現在

2016年12月06日

ついに高齢運転者マークに








免許の有効期限ギリギリで
ようやく免許を更新







晴れて高齢運転者デビューとなったが
思えば遠くへきたもんだ
  


Posted by かとうさとる at 02:50 | Comments(0) | らくがき帖

2016年12月05日

小田木人形座が夢の能楽堂デビュー





江戸時代中頃
稲武地区の小田木町に伝えられ
明治の始めに途絶えた小田木人形座の
復活に向けて取り組む
小田木人形座準備会改め小田木人形座が
12月3日土曜日午後2時
夢の能楽堂デビューを果たした






舞台は撮影不可のため
中日新聞と読売新聞の記事でどうぞ






  2016年12月3日中日新聞より転載





  2016年12月4日読売新聞より転載



ご褒美のようなデビューだが
一番身の丈を知っているのは
メンバーでこれからが勝負

新生小田木人形座の門出に
万雷の拍手を贈りたい




ひとみ座乙女文楽
八王子車人形西川古流座の感想は
別の機会にするが衝撃!
中でも車人形は想定外で圧巻








  写真は八王子車人形西川古流座の画像より転載

  
車人形は「ろくろ車」という
前に2個、後ろに一個の車輪がついた
箱形の車に腰かけて人形を操る
一人遣いの人形芝居で
話には聞いていたが
見たのは初めて


車を操作することで
リズミカルで
テンポの速い動きが生まれ

人形の足が直接舞台を踏むことで
力強さとリアリティが生まれる

まさに伝統の創造で
思わず背筋が凍った

車人形が考案されたのは
江戸時代の終わり頃というから
芸能の世界は前衛の連続系で
奥が深い
  


Posted by かとうさとる at 01:01 | Comments(0) | 小田木人形座

2016年12月03日

大割烹だるまに自採りの草木花を活ける




以前から
フェイスブックを薦められていたが
ふと、思うことがあって1カ月ほど前
初鳴き


そこで見たのは中国映画擬きの
情報の空中遊泳でカルチャーショック


良くわからないが
「離見の見」がないと
フェスブックは大変



予断に逸れたが
昨夜は大割烹だるまの花を活け替え






花材は桐に松に南天に柳にドウダンに
野茨、蔓梅擬、葉牡丹などなど
自採りの草木花の季寄せで
いろいろ








例によって活け終えたあとは
福井の「黒龍」、三重の「而今」に始まって
名酒のハシゴ


農村舞台仲間で
衆議院議員で
文化庁族議員(笑)の
八木哲也さんも顔を出したが
よく覚えていない








最後は愛環の最終電車に飛び乗ったが
家の鍵がない


幸い秘密の場所に合鍵を隠してあるため
どうにか家に入れたがサイテイ


で、今朝携帯を見ると
「さとるさん、また鍵忘れてるよ」と
大割烹だるまの女将からメール(感謝)





今日は午後から
能楽堂で「人形たちのつどい」






このブログでも
度々記しているため説明は省くが
小田木人形座の能楽堂デビュー
開演は午後2時
まだ間に合うため是非
  


Posted by かとうさとる at 12:27 | Comments(2) | 花日記

2016年11月30日

香嵐渓もみじまつり/小原四季桜まつり最終日









気が付けば
香嵐渓のもみじまつりも
小原の四季桜まつりも
今日で最終日






中央の赤い橋は
香嵐渓のランドマーク待月橋









今日もクラブツーリズムの
観光客がいっぱい(感謝)









今は木々も静かに
フェードアウトの支度をしているが
香積寺の山門は
香嵐渓のビューポイントの一つ
 


三河路はみな冬支度







紅葉は終わってしまったが
私は初雪がちらほら舞う中で眺める
名残りの四季桜がいい
     


Posted by かとうさとる at 18:01 | Comments(0) | フォト歳時記

2016年11月29日

もう一度出直さないと大変









昨夜BSプレミアムで
日伊国交150周年を記念し
鎌倉の鶴岡八幡宮で上演された
日伊合作によるモンテヴェルディの歌劇
「オルフェオ」を観た









バロック・オペラと
日本の伝統芸能がクロスオーバーした
摩訶不思議な世界に一気に
曳きこまれてしまった









中でもモンテヴェルディが
構想を持ちながらも書き残さなかったという
第5幕の「幻の結末」は
日伊合作のハイライト


残念ながら
こんな刺激的な舞台を観ても
今の私には遠くの景色に如かず
もう一度出直さないと大変
  


Posted by かとうさとる at 02:31 | Comments(0) | らくがき帖

2016年11月25日

まだ間に合う農村舞台アートプロジェクト









神戸に住む一人息子の夫婦が
亡くなった妻の遺品整理のため帰省


息子夫婦と入れ替わりに
今度はいけばな仲間の大塚さんが来豊


美術館の「蜘蛛の糸」と
農村舞台を案内したが
「三日見ぬまの紅葉かな」






  銀杏の散華で黄金色に輝く六所神社農村舞台
  背中は大塚理司さん


農村舞台アートプロジェクトも
残すところあと3日
未だの方は是非
  


Posted by かとうさとる at 15:17 | Comments(0) | 農村舞台

2016年11月20日

紅葉の松平郷で農村舞台「アート」開幕 2/2








農村舞台アートプロジェクト
「アート」に挑むのは


公募で選ばれた東京都の岩塚一恵さん
日進市の加藤恵利さん
地元豊田市の敦木愛子さんの3人








  (上)農村舞台アートプロジェクトのチラシ
  (下)私が地元紙矢作新報に月イチで連載しているコラム


組合せは
岩塚一恵さん×六所神社農村舞台
加藤恵利さん×九久平町神明宮農村舞台
敦木愛子さん×桂野町神明宮農村舞台


会期と時間は
11月19日(土)~27日(日)
時間は夜明けから日没まで




■市指定坂上町六所神社農村舞台
岩塚一恵さん「漂流する記憶」

私たちは何気なく
原体験とか原風景という言葉を使うが
農村舞台群など初めて来た場所や
初めて見る光景なのに
既に体験したような
不思議な感覚を経験したことが
一度や二度はあるのではないか

  
理由はわからないが
人間の深層に潜む遺伝子の琴線に
どこかで触れているのではないか
 
 
岩塚一恵さんは
こうした既視感・デジャヴを手がかりに
国内外のアートイベントの第一線で活躍
(東京都在住)






  六所神社「一の鳥居」から見た坂上町宮口集落
  大銀杏の見える所が市指定の六所神社農村舞台 
  背後の山は六所神社上宮が鎮座する松平郷の御山六所山















  

■九久平町新明宮農村舞台
加藤恵利さん「息吹く」

加藤恵利さんは
白州アートフェスティバル(山梨)
原発アート展受賞者展(ベルリン)
ファンデナゴヤ美術展(愛知)など
国内外のアートイベントで活躍
(日進市在住)





  九久平町は足助と岡崎を結ぶ
  七里街道の宿駅として栄えた旧松平町の中心地 
  写真はかって川湊のあった港橋から眺めた
  巴川と九久平町の町並み

  新明宮農村舞台は明治の中頃
  正面のこんもりした森の中に建てられた舞台で
  当初は廻り舞台もあったが昭和30年代に
  社殿東側の現在地に移築




 




  

■桂野町新明宮農村舞台
敦木愛子さん「ひらり、桂野。ご縁結び」
敦木愛子さんは
東北芸術工科大学を卒業後
山形県の旧小学校で芸術を取り入れた
イベントや展覧会など
コミュニケーションワークを展開

今回も地元桂野町の人たちと協働
子どもたちも制作に参加するなど
農村舞台の展開に新たな一石を投じた
(豊田市在住)






  桂野町は岡崎市と接する
  巴川の支流群界川に沿った小さな集落だが
  市内で最初に水利を利用した水車ガラ紡が行われるなど
  松平地区におけるガラ紡の中心的地域の一つとして有名

  写真の川の中央の堰堤は水車用に導水する堰堤の痕跡
  群界川の上流を遡ると中部電力で最も古い岩津発電所が
  今も稼働するなど、群界川筋は岩塚一恵さん風に言えば
  日本が発展する中で火垂るのような灯りを燈した
  既視感・デジャヴの聖地
  なにか忘れ物を探したい人は是非











ざっと農村舞台アートプロジェクト第2段
「アート」を紹介したが問題はアクセス

良く知った私でも
上手く説明でないからお手上げ






  ❽九久平神明宮農村舞台(九久平町宮ノ根)
  ❿桂野町神明宮農村舞台(桂野町中屋敷)
  ❻六所神社農村舞台(坂上町地蔵堂)









過ぎたるは及ばざるがごとし
情報過多で疲れた方もみえると思うが
ご容赦を
  


Posted by かとうさとる at 17:08 | Comments(0) | 農村舞台

2016年11月19日

紅葉の松平郷で農村舞台「アート」開幕 1/2







先月終了した「ライブ部門」に引き続いて
紅葉の松平地区で
農村舞台アートプロジェクト第2段
「アート部門」が始まった


松平地区はその名のとおり
徳川の始祖松平家発生の地で
初代親氏が松平氏の勢力拡大の礎を築き
その後、家康に天下統一が託されたことから
徳川源流の聖地として知られている








  松平東照宮







  徳川の始祖松平親氏が眠る松平家の菩提寺高月院


中でも松平親氏の館があった
山里の一帯は松平郷と呼ばれ
「松平氏遺跡」として国の史蹟に指定され
今も訪れる人が多い


この機会に農村舞台アートを肴に
松平氏ゆかりの史跡や
三河山間地の紅葉を訪ねる
小さな旅に出かけてみませんか



ちなみに農村舞台とは

娯楽の乏しかった
農山村や漁村を中心に建てられた
近世芸能舞台で営業用でない舞台の総称で
門田一郎編「農村舞台探訪」によると
北は秋田から南は鹿児島まで
日本各地に分布






  農村舞台群のガイドと一体になった絵地図


中でも豊田市の中山間地から
奥三河、岐阜県の飛騨・東濃地域
長野県の南信州地域にかけて
約1/3の舞台が集中

神社拝殿型という
農村舞台文化圏を形成していることが
判明している


現時点では目視調査のレベルだが
中馬街道や秋葉街道、岩村道など
三河と伊那谷や飛騨・東濃を結ぶ物流の道が
文化を運んだ証で
日本遺産の候補にあがってもおかしくない



農村舞台アートプロジェクトは

こうした農村舞台群を
今に生きる地域資源として活用
アートで地域の絆を繋ごうというもので
単なるアートイベントではない





  農村舞台で初のコラボレーションとなった「献華(1988年6月)
  舞台美術「献華」を私かとうが
  シャーマンをモダンダンスの野々村明子さんと
  現代フルートの真野利郎さんが演じた

  その後、農村舞台の試行は民俗芸能祭
  現代美術のコラボ「共感する悪所」に引き継がれ
  農村舞台アートプロジェクトに結実した




  農村舞台で初のオペラ上演となった「ライブ」には
  イタリアのプッチーニ財団の「蝶々夫人」で世界デビューした
  ソプラノの二宮咲子さんも出演
  写真は蝶々夫人のアリアを熱唱する二宮咲子さん
  (深見町磯崎神社農村舞台)


余談に逸れたがプロジェクトは
農村舞台を現代の劇場に見立てて
多様な舞台芸術で挑む「ライブ」


農村舞台の空間に
多様なジャンルのアーティストが
個展形式で挑む「アート」で構成






  アートの公募を報じた6月4日発行の中日新聞


7年目を迎えた本年度は「アート部門」を
実行委員会によるノミネート方式から
清新なアーティストの登龍門とするため
全国公募に切り替え
今日、その「アート部門」の初日を迎えた


※農村舞台「アート」開幕 2/2に続く   


Posted by かとうさとる at 21:21 | Comments(0) | 農村舞台

2016年11月17日

赤い実は晩秋のセレナーデ







農村舞台アートプロジェクトの第2弾
「アート」の公開制作がはじまった松平郷で
赤い実の草木を見つけた







植物図鑑によると
根〆の赤い実は蝮草(マムシクサ)
小枝は実葛(サネカズラ)


器は中島将大さんの高麗青磁
中島さんは仕事盛りで亡くなってしまったが
私の周りで一片またひとひら
仕事仲間が消えていくのは
淋しいもの
  


Posted by かとうさとる at 11:21 | Comments(0) | 花日記

2016年11月13日

大沢池の紅葉が見ごろ







今日はコラムの原稿を入稿したあと
酸欠のアタマを冷やすため
長野県境の茶臼山から南下した
紅葉前線を追って外出

大井平公園、香嵐渓、三河湖
小原の四季桜などなど
観光スポットはおばちゃんに任せてパス

近場で余り知られていない
紅葉スポットをぶらりぶらり






  大沢池の紅葉


こんな身勝手の条件でも
簡単に応えてくれるから
豊田市はドラえもんのポケットのようなもの

で、出かけたのが
旧藤岡町下川口の大沢池の紅葉






  交流館など公共施設でこんなパンフも
  出ているから便利



下川口は県道豊田明智線を
矢作川に沿って北上
広瀬~藤沢ダム湖の上流の集落で
中心市街地から車で30分ほど



集落のランドマークは
天神社の大銀杏↓






大銀杏といえば
旧旭町の時瀬、惣田もいいが
天神社の大銀杏も負けていない






この天神社の東にあるのが水汲遺跡
余り知られていないようだが
市指定の深鉢が出土した
縄文前期から後期にかけた縄文遺跡








こちらは
道路の拡幅工事で解体撤去された
天神社農村舞台の由来を記した記念碑

碑文によると
江戸時代の寛延2年(1749年)に
人形浄瑠璃、地狂言を
地元若者連中が奉納した

とある

私の記憶違いで無ければ
藤岡村誌の記述と異なるため
確認が必要だが
碑文が正しければ市内最古の農村舞台で
民民俗芸能史の書き直しは必至

天神社の裏山には
天正3年武田勝頼の三河侵攻によって
落城した川口城址があったというから
下川口は小さな集落だが
知れば知るほど底が深い



目の保養に
もう一度大沢池の紅葉を







大沢池の紅葉は木々も若く
余り知られていないが
天神社の大銀杏とあわせて
ライトアップされるため穴場かも
  


Posted by かとうさとる at 17:46 | Comments(0) | とよた風土記

2016年11月12日

今季イチオシは豊田市美術館「蜘蛛の糸」で決まり











豊田市美術館で開催されている
企画展「蜘蛛の糸」に足を運んだ






  「七州城図」は市制50周年特別展
  豊田市の城下町展/中世~江戸期の豊田図録より転載
  
  図の左上、白く見えるのは蓮池と呼ばれた濠で現在の駐車場
  蓮池右は美術館のランドマークになっている隅櫓
  


豊田市美術館が建っている場所は
尾張、美濃、信濃、伊勢、近江、伊賀、
三河の七か国を臨むことができたことから
七州城の名で親しまれた挙母藩の館跡で
史跡と建築と庭園の修景の美しさは
他に比類がない


あわてないあわてない
先ずは外周をゆっくり愛でてから






豊田市美術館は世界的な建築家
谷口吉生の代表建築


コレクションも
クリムトやシーレなど
ウイーン分離派をはじめ
イタリアのアルテ・ポーヴェラなど
国内外の同時代性の秀品を蒐集
日本を代表する美術館の一つに
挙げても異存はないと思うがどうか

残念ながら地元では「現代美術は難しい」と
敬して遠ざける人も多く
もったいない








和モダンのシンプルな構造美と
水の演出は谷口吉生建築の特徴







遠い異国の地で
何を思うかヘンリー・ムア
「座る女・細い首」の背中







茶室の紅葉も見頃
350円で美味しいお抹茶もいただけるから
嬉しい





ところで「蜘蛛の糸」と聞くと
芥川龍之介の「カンダタの蜘蛛の糸」
を思い浮かべる人が多いのではないか


釈迦がカンダタに与えたワンチャンス
一本の蜘蛛の糸を一心不乱に上り
もう少しで地獄を抜け出せそうな
高さに辿りつく


安堵したカンダタが何気なく下を向くと
無数の亡者たち


さて、どうした!カンダタ
というのがあらすじだが
豊田市美術館の「蜘蛛の糸」はどうか




今季の豊田市美術館は全館コラボで必見!





ポスターに
クモがつむぐ美の系譜江戸から現代へ
と記しているように

芥川龍之介から想を得た作品もあるが
本展は蜘蛛が編み出す繊細で美しい
糸の軌跡に魅せられた多様な表現を
江戸時代から現代まで約80名の作品で紹介
予想を遥かに超える展開で目から鱗








  塩田千春「夢のあと」


多様なジャンルのアーティストが
異種格闘技のようにぶつかり合いながら
蜘蛛の糸に絡められていく構成は
見事というほかはない

六本木の森美術館もいいが
今季のイチオシは
豊田市美術館「蜘蛛の糸」で決まり






同時開催の
髙橋節郎館テーマ展/漆と現代美術の饗宴
も贅沢!


■「蜘蛛の糸」⇒12月25日迄
■問合せ⇒☎0565-34-6610




余談に逸れるが

11月19日(土)~27日(日)
徳川の始祖が眠る松平郷では
農村舞台の空間に
公募で選ばれたアーティストが
個展形式で挑む
農村舞台アートプロジェクトの
第2弾が始まる






詳しくは別にアップするが
蜘蛛の糸×農村舞台
一度で二度美味しい
こんなチャンスを逃したらもったいない


県外の方で希望される方は
不肖私がツアーガイドします
連絡先は下記のメールに
ikebanakato@yahoo.co.jp

※都合の合わないときはご容赦を  


Posted by かとうさとる at 20:02 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー